2014年度世界の空港ランキング
イギリスに拠点を置く航空サービスリサーチ会社、スカイトラックス(Skytrax)は、本年度の空港ランキングを発表したが、シンガポールのチャンギ国際空港が再び首位となった。
チャンギ国際空港が再び首位なのも不思議ではない。この空港の乗り換えハブには、蝶を鑑賞できる庭園、屋上のプール、映画館、ホテル、スパ、シャワー、さらには4階分の滑り台といった驚嘆すべき施設が備えられているのだから。
スカイトラックスはランキング作成にあたり、110ヶ国の1285万人の顧客からの世界410の空港についての投票を基にした。この調査には、サービス、ショッピング、セキュリティ、通関手続きなど、40近い項目についての旅行者の満足度調査が含まれている。
2014年のランキングは昨年ベスト10に推奨された空港と同じ顔ぶれだが、順位は多少変動している。
ベスト10の順位は以下の通り。
1 Singapore Changi Airport シンガポール
2 Incheon International Airport ソウル(韓国)
3 Munich Airport ミュンヘン(ドイツ)
4 Hong Kong International Airport 香港
5 Amsterdam Schiphol Airport アムステルダム(オランダ)
6 Tokyo International Airport Haneda 東京(日本)
7 Beijing Capital International Airport 北京(中国)
8 Zurich Airport チューリッヒ(スイス)
9 Vancouver International Airport バンクーバー(カナダ)
10 London Heathrow Airport ロンドン(英国)
東京の国際空港として、ベスト10に入るのは成田ではなく羽田なんですね。オリンピックに向けて空港の整備も進むのでしょうが、キャパとしては羽田では限界があるのではないでしょうか。とはいえ、都心から余りに遠い成田へのアクセスをどう改善していくのか。いずれにせよ、ハブ空港の地位としては、アジアの他の空港に水をあけられていることが、このランキングにも現れていると言えます。