これまでのApple Watchの売上げ
アーリーアダプターは交換バンドに飛びつく
Apple Watchは販売が始まってから2ヶ月近くになるが、Appleは、売上げに関してこれまで堅く口を閉ざしている。しかし、市場リサーチの会社が推定を発表することは止められない。
Slice Intelligence社がロイター通信に示したデータによれば、6月半ばまでにApple Watchはアメリカで約280万台が販売された。エントリーレベルの349ドルから399ドルのモデルがもっとも人気があったのは驚きではない。しかし、49ドル以上する交換バンドにも飛びついた購入者が20%近くいたのだ。
Apple Watchの初年度売上げの予測はあちらこちらで示されているが、アナリストの予想は1500万台から3000万台以上までの範囲である。AppleはApple Watchの売上げについて四半期決算報告で明確に発表しようとはしていないので、このデバイスの成果を公式の数字で見きわめられるのは、まだかなり先のことになりそうだ。
280万台というのは、まあ、そこそこ売れたということでしょうか。2014年第四四半期のiphoneの全世界の売上げ台数が7500万台だそうですから、その約30分の1程度の台数が、アメリカで売れたということになります。アメリカの市場規模を全世界の5分の1程度と見積もるなら、全世界では、iPhoneの約6分の1ということになります。アメリカ市場が他の市場に比べて先行しているとしても、iPhoneの10分の1くらいは売れているということでしょうか?まあ、思ったよりも売れていて、今のところ、大失敗というわけでもないというところでしょうか。ただ、最初に飛びつくアーリーアダプターに行き渡った後、どれだけ伸びるか?というところが本当の勝負でしょう。個人的には、まだまだ買いたいとは思いませんが、これからどうなるのか、興味深いところです。